【実体験】フリーランスの99%がセクハラ・パワハラ被害者という調査結果が…【ハラスメント防止関連法】

シゴト フリーランス

ハラスメント防止法はフリーランス対象外!てことでニュースになってますね。

結論としてはその防止法があろうとなかろうとハラスメントは無くならないと思っています。

前半:ハラスメント防止法について
後半:セクハラパワハラ対策と考え方について

被害経験のある方、ご安心くださいなんですけど、わたしもセクハラパワハラも、それ以上のことも経験していて被害者側でもあるので、
「そんなスカート履いてるからだよ」みたいな、される方も悪い的な見解とか、「頑張りなさい」みたいな精神論はありません。

デリケートな問題ですけど、現実的に考えて、少し突っ込んでお話ししていきます。

YouTubeでも解説しています。
動画の方がわかりやすいよって方はこちらからどうぞです。

ハラスメント防止関連法とは

まず、ハラスメント防止法っていうのをめっちゃ簡単に言うと
ハラスメントは、ただ単純に「人に嫌なことをしてはいけませんよ」とかいうものではなく
「もう法律的にアウトなんだよ」という姿勢が強まっている
んですね。
実際に高額な賠償金を支払った事例もあるそうです。

そこで個人のレベルじゃなくて会社規模、国規模でハラスメントを防止していくことを義務化するというような法制化です。

でもそこで守られる対象にフリーランスが入ってない!ということで声を上げたフリーランスの方々がいたので今回改めてニュースになったみたいです。

対象者が雇用労働者のみってことですね。
でも、てことは就活生とか、会社役員とかも含まれてないわけですよね。雇用されてないので。

大規模なアンケート調査の実施

フリーランスで働く人たちのハラスメント被害に対するアンケート調査を実施したそうで、一応1000人以上のフリーランスにアンケートを取った結果だそうです。

まず純粋に偉いし凄いですよね、ただぐちぐち言うだけとかじゃなくてちゃんとニュースになるくらいの行動をしたわけです。そこ本当にすごいと思います。
しかもこういうセクハラとか性的なものとかって声をあげにくいじゃないですか。

アンケートの結果

パワハラを受けた経験のあるフリーランス 62%
セクハラを受けた経験のあるフリーランス 37%

ほぼ全員の99%がハラスメント被害経験ありという結果でした。

  • パワハラ…精神的、肉体的な嫌がらせ
  • セクハラ…性的な嫌がらせ
  • 判断基準…被害者が不快と感じたら
    加害者の「そんなつもりはなかった」は通用せずハラスメントとして被害者は声をあげていいものだそうです。

もちろんする方が悪いんだけど、誰でも加害者・被害者になりえますよね。
誰もが気を付けていくべき問題かもです。

セクハラ・パワハラの実情

こういった防止策が出来て抑止力にはなるとは思うんですけど、何事も100%はないんですよ。
しかもセクハラパワハラって、極端な話、盗んだとか、殺したとかみたいに、明確じゃないですよね。
加害者が罪と思えてないケースが多いんじゃないですかね。

結局、人殺ししたら死刑とかってあっても人殺しはなくならないので、セクハラパワハラも無くならないし、相談機関が設置されたとして相談できても根本解決にはならないケースが多いんじゃないかなと思っています。

個人的には被害にあったときの経験から、そんなに外部に期待してないわけです。
ようは、自分がしっかりすることが1番自分を守れると身をもって感じたからですね。
まずはそこを教えてよ、広めてよって思います。

セクハラ・パワハラ被害のその後

今回のアンケート調査からするとほぼ全員のフリーランスがセクハラパワハラにあったことがあるわけですが
その酷さとか感じ方はそれぞれと思うんですけど、

ひどいケースだと PTSDとかフラッシュバックで仕事ができない状態になるとかですかね。
これらがまじでやっかいですから。

  • PTSD… 心的外傷後ストレス障害。心的外傷体験をきっかけにフラッシュバックや悪夢による侵入的再体験。
  • フラッシュバック… 強いトラウマ体験を受けた後、その記憶が鮮明に思い出されたりに夢に見たりする現象。

何年も不眠症とか、被害にあったときの似た風景、似た状況になると何もないのに怖くて叫んでしまうとか、日常生活がきついんですよ。
いつ治るかもわからないゴールのない戦いって何でもきついじゃないですか。

これになるくらいなら対策した方がいいんだけど、なった事ない人にはどれくらい大変かとかはわからないから痛い目見ないとわからないかもなんだけど、一応伝わればと思うので解説していきます。

フリーランスのセクハラ・パワハラ対策

フリーランスのハラスメント対策として重要なことは4つかなと思います。

  1. 最悪を想定する
  2. 見切ることも大切
  3. 嫌なら自分サイドを変えるしかない
  4. 証拠より強いものはない

順番に解説します。

1.最悪を想定する

例えば密室で2人きりにならないとかもそうですよね。同性に呼ばれたとしても、異性も隠れているかもですしね。

密室にいくときは死ぬ覚悟と、殺されないように警戒しながら行く、です。
冗談じゃなくて本気でそう思ってます。

わたしはなるべく公共機関ていうんですかね、他の全く無関係の人もいるような場所でしか打合せしないって決めてます。
ぶっちゃけ慣れてない人だとエレベーターでも2人きりは怖いです。

なるべく身元が知れないような人の会社とか経営するお店とかには行かないで、そこらへんのチェーンのカフェとかにします。で、夜にも会いません。

殺されそうになった事ある人はわかるかもなんですけど、殺されそうになる条件を揃えないように極力自分が注意していくしかないと思うんですよね。

小型の催涙スプレーをいつも手に持っておくとか、格闘技習うとか、
色々想定したほうがいいと思います。

でも出来ないっていう場合もあるんですよね、それは4で解説します。

2.見切ることも大切

1みたいなことをしていると変わってる人みたいに扱われることもあると思いますし、
「たいして可愛くもないのに自意識過剰だ」みたいな思われるかもです。わたしも言われたことがあります。

でもですよ。それで済むならラッキーじゃないですかね。

PTSDとかフラッシュバックで何年も日常生活に支障をきたすくらいなら、変わった人って思われるくらい余裕じゃないですかね。
でもこれが経験して痛い目見ないとわからないと思うので、難しいんですよね。

で、そうやって気を付けているだけなのに相手からすると変に思われたり、悪意はないけど強引に誘われることもあると思います。
そしたら仕方ないので見切りましょう。

「仕事がなくなっちゃう…」とか「親切で言ってくれてるかもしれないのに…」とか思うかもですが、何度も言いますけど酷い被害にあって後遺症が残ったらどっちにしろ仕事も人間関係も失うんです。
しかもその仕事や関係を失って大変なのは一瞬かもですけど、後遺症はほぼ一生です。

なので見切る勇気も大切だし、あなたのことを大切に思っている人のために自分のことを大切にできる人になるといいと思います。
仕事は見切っても生きていけるけど、酷い後遺症が残ったら生きるのは大変です。と思います。注意です。

3.嫌なら自分サイドを変えるしかない

セクハラ、パワハラが嫌なら、予防策とか防止法とかに期待しないで自分側が変わっていくしかないんですよね、結局。

仕事変えるとか、イエスマンにならないとか。
人は変わらないけど、自分は2時間で変えられるとかっていう言葉もあるじゃないですか。

でもフリーランスでもその事業の一部みたいに使われていると、
「自分がいなかったら迷惑かけちゃう」とかも思うんですよね。
閉鎖された組織ってそういうところ強めにあるのでわかります。

でもですよ、嫌ならどっかで区切りつけて自分が変わるしかないし、それが早いと思います。
本当に大変だと思うけど、ぶっちゃけ自分の代わりっていくらでもいるので大丈夫です。

ずっとセクハラパワハラに悩まされるような取引先なら不要じゃないですか?どうでしょう?
考えてみてほしいやつです。

個人的にはセクハラ・パワハラされたらどんなに有名で一流と言われているような企業でも契約終了です。(秒殺おじゃん)

4.証拠より強いものはない

何度も何度も、ハラスメント被害にあわないようにというお話をしてきたんですけど、どんなに気を付けていても遭うときは遭うんです。

基本的な考え方として、
「~にならないように気を付ける」ではなくて「~になっても大丈夫なように備える」が最善です。
地震が起きないように気を付ける、不可能ですよね、海外に行けば可能かもですけど100%じゃないですよね。
地震が起きても大丈夫なように備える、これが最善です。

なので、やだけど、ハラスメント被害に遭った後、泣き寝入りしないで戦えるように備えます。

おそらく戦うとすると裁判とか、示談とかわからないですけど、そういうことをする形になると思います。
ただ基本的には酷い被害の場合そんな力なんて残ってないし、証言するときに何をされたか詳細に話したりするのまじで怖いですよね。自らフラッシュバックさせるようなものです。
こっちに非があったとか嘘とか平気で言われるのでメンタルぼろぼろにもされます。
だから戦えないかもしれないけど、もしお子さんとかいたり、自分の中で守りたいものがあったら戦う選択肢も絶対あると思います。

そこであなたを強くしてくれる武器が証拠です。
何事も証拠です。


普段わたしが蓄えているおすすめの武器(証拠)は3つです。

①いつでも録音しておくこと

例えばどうしても密室空間になるときには携帯のカメラをムービーにしてポケットに入れておけば録音されます。

以前の動画で悪質クレーマーのお話したんですけどその人とのやり取りも録音してあります。もしものとき用です。
通話も自動で録音してくれるアプリもあります。(LINE通話は録音できない場合があるので注意)

②LINE、メールのスクショ

いつ故障して消えちゃうかもわからないのでスクショしたりしておきましょう。
通話録音できなかったときに、あえてLINEで聞き直して文字の証拠を残すのもいいかもです。

③日記をつけましょう

そこまで効力は強くないらしいですが、あると無いとではあった方がいいです。

その日の天気やニュースと一緒に、被害に遭ったこと、つらい気持ちなどを書きましょう。
その日だけ書いても不信なので日ごろから日記をつけているといいですよね。

つらいけど、あなたを1番守ってくれるのは予防策とか防止法ではなく証拠かもしれません。

最後に

今回のお話は以上なんですけどわたしが経験があるからたまに同じ被害にあった方に相談されることもあります。

本当、加害者にわかってほしいのは
罪は償えば終わるけど、被害者の傷は一生治らないということです。

でも、こういう経験も発信できる側になったので、これで気を付けようと思ってくれて被害者が減ったりとか、被害にあった人が少しでも救われるとか、同じ気持ちの人もいるってことで少し気楽になることもあるかなと思うので。

ちょっとフリーランスとは違ったお話だったかもなんですけど、出来る限り備えながら楽しく生きていけたらいいかなと思います。

以上になります。

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